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最初の出会ったコードは物悲しいものだった

アコースティックギター COLUMN

前回のコラムではアコースティックギターに出会うまでの物語を書いた。
もし読んでいない方がいたら是非読んでみてほしい。

前回のコラム:14歳の夏、僕はアコースティックギターに出会った

前回のコラム内容については、個人的はどうでもいいと思っている。
悲観もしないでほしいし、過去にあったことに対して辛いアピールをするわけでもない。

では今回のコラムはベースを弾くまでの出来事を書いていこうと思ったが長くなるので何回かに分けて書いていく。今回は初めてのコードだ。

アコースティックギターとの出会い

前回も書いたが、学校にも行かずウダウダしている私を見兼ねた母の一言で出会うことになった。
手にしたのは古いモーリスのアコースティックギターと一冊のフォークギター初心者本。

このアコースティックギターだが元々は父親が弾いていたギター。
いわゆるフォークソングブームの時、若者がこぞってアコギを弾き始めた時代のもの。

幼少期、親父は滅多に家に帰ってこなかった。
何をしているのかも知らないし、どこにいるのかも知らない。
たまに帰ってきてはこのギターを爪弾いていた。
幼き頃の記憶がこのギターに残っている。

心を揺さぶる音

いざギターを持ってみると何をしていいのかさっぱりわからない。
6本の長い針金が張っていて、木で作られ穴の空いた箱。私の中のイメージはその程度だった。

ゆっくり弦を触り音を鳴らす。とても綺麗だった。
きっとチューニングもあっていなかったと思う。そもそもチューニングの仕方を知らないし。

ひたすら解放弦を鳴らす。音がただただ気持ちいい。
思考も学力も教養もない自分が「自分の思い通りにギターが鳴ってくれる」という感覚を覚えてる。

ギターを覚えたいという欲

ただの開放を弾くだけでは物足りなくなってくる。
もっと覚えたい、いろんな曲を弾いてみたい。どうやるんだ、わからない。
でも私には強い味方がいる「初心者用フォークギター教則本」を開いた。

初めて覚えたコードは物悲しい音がした

初心者用フォークギター教則本はいわゆる簡単なコードを用いて曲を弾いてみましょうというものであったため、当時の私には神のような存在だった。

「どれどれ、最初に覚える曲は何だね」

1ページ開くともはや暗号のような図形が並んでいる。

Am

なにこれ。

説明文を読み理解をする。
この画像には書いていないが、初心者用フォークギター教則本には押さえる指の番号が書いており、指定の場所に指定の指を置くことが私はとてもありがたかった。

指定通りに指を置き、弦を鳴らす。

「ぷぷぷぷぷ」

は?

音が鳴らない。指定通りに指は置いている。
なぜ鳴らない、わからない。

当時から何か興味があるとのめり込んでしまう性格だったため、諦めることはなくひたすら研究をする。

強く押さえるのか、指の形か、いろんなことを考えた。
神である初心者用フォークギター教則本、唯一ダメな点はどのように左手を使うのかという「写真」がなかったのである。

いろいろ試行錯誤した結果、指が他の弦にあたり音を消していることに気づいた。
おもちゃを分解しては組み立て、修理するというのが趣味の小学生だった私には、構造を理解する能力は誰よりもあったと思う。なのでなぜ音が鳴らないのか気づくまでにあまり時間はかからなかったと思う。

指を立て、第一関節を曲げ押さえ音を鳴らす前にフォームを確認する。
これならいけると判断し6本の弦を上から下へと鳴らした。

じゃらららぁぁん

初めて解放弦だけではない音階が鳴り響く。
それは不協和音だった。
それでも私は1つ先に進んだ達成感があった。
今まで何かをやって達成することを経験したとこがなかった自分にはとても興奮する出来事だった。

まとめ

コラム第二回目は「最初の出会ったコードは物悲しいものだった」でした。
画像の通り、最初に覚えたコードはAmだった。いわゆる暗い和音だがチューニングがあっていなかったため、コードの構成音になっておらず、わけのわからない音階になっていた。

でも当時、その不協和音が心地よく一生聴いていたいと思うような音だった。

次回のコラムは「チューニングってやっぱ大事じゃね?」です。お楽しみに。

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